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PDって何?充電器とケーブルの選び方|在宅と外の電源まわり

PDって何?在宅と外での電源まわり 在宅設計環境

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。価格や仕様は各社の公式情報で確認しており、広告の有無で紹介する内容を変えてはいません。

机の上でつなぐものが、気づいたら増えていました。PC、モニター、スマホ、イヤホン。コンセントが足りません。

外で作業する日も同じです。ノートPCを持ち出すと、今度は電源の心配が出てきます。

道具そのものより、選ぶときに見る数字が分かっていないと失敗します。ここを整理しておきます。

もずく 考え中

もずく
充電器って、どれも同じに見えるんだけど。

ぴよすけ
見るのはW数だよ。ここを外すとノートPCが充電できない。

ぴよすけ 説明

机の上:タップは「USBポート付き」を選ぶ

私はUSBポート付きの電源タップを机の上に置いています。コンセントを探して机の下にもぐる必要がなくなりました。

地味ですが、毎日のことなので差が出ます。ケーブルを挿す先が目の高さにあるだけで、作業が止まりません。

買うときに見るのは3つです。

  • 口の数 — いま挿しているものを数える。PC・モニター・ライト・充電器で、たいてい4口では足りません
  • USBポートのW数 — スマホだけなら小さくてよい。PCも挿すなら次の章を見てください
  • ケーブルの長さ — 机の下のコンセントから机の上まで、実際に測ります

口の数だけで選ぶと、大きいACアダプターで隣の口がふさがることがあります。間隔が広いものか、差し込み口が回るものだと避けられます。

ノートPCを充電するなら、W数を見る

ここが一番の分かれ目です。スマホ用の充電器では、ノートPCは充電できません。

必要なW数は、PCに付属していた充電器に書いてあります。「65W」「100W」のような表記です。まずそこを見ます。

つなぐもの目安のW数確かめ方
スマホ20W前後端末の仕様、または急速充電の対応表記
タブレット30W前後同上
ノートPC45〜100W付属の充電器に書いてある数字
目安です。必要なW数は機種によって違うので、手元の充電器の表記で確認します

足りないW数の充電器でも、つなげば充電が始まることはあります。ただし作業しながらだと減っていく、という状態になります。

複数の口があるタイプは、同時に使うと1口あたりのW数が下がるものがあります。合計何Wまでか、1口最大何Wかは、商品の仕様に書かれています。

もずく 困った

もずく
挿してるのに減っていくことがあったの、それか。

ぴよすけ
そう。W数が足りてないだけ。故障じゃないよ。

ぴよすけ ドヤ顔

W数が大きいPCは、USB-Cでは充電できないことがある

私が使っているのはLenovo LOQです。付属の充電器には、こう書いてありました。

170W / 20V ・ 8.5A

ここで問題が出ます。USB PDの標準は20V・5A、つまり100Wまでだからです。

USB-IFの説明では、こうなっています。

区分電圧・電流最大電力
標準20V・5A100W
拡張28V / 36V / 48V140W / 180W / 240W
出典:USB-IF「USB Charger (USB Power Delivery)」(2026年9月24日確認)

8.5Aは、標準の5Aを超えています。そして私のPCは、充電の差し込み口がUSB-Cではありません。見た目はUSB-Aに似た四角い形ですが、縁が黄色い専用のコネクタです。Lenovoではスリムチップ(Slim Tip)と呼ばれています。形が似ているだけで別物なので、USB-Cの充電器も、USB-Aのケーブルも使えません。

出典:Lenovo「ThinkPad 170W AC アダプター(スリムチップ)」(2026年9月24日確認)。

CADを動かすPCは、電力を多く使います。同じノートPCでも、USB-Cで充電できるものとできないものがあります。

もずく あわてる

もずく
USB-Cの充電器を買うところだった。

ぴよすけ
まず差し込み口の形を見て。似てても形が違えば挿さらないよ。

ぴよすけ まじめ

確かめ方は2つです。まず、PCの充電の差し込み口の形を見ます。USB-C(小さい楕円)でなければ、市販のUSB充電器は使えません。丸い形のものや、私のPCのように色付きの角形など、メーカーごとの専用端子があります。

次に、付属の充電器に書かれた「A」の数字を見ます。USB-Cで挿せる形でも、5Aを超えていれば標準のPD充電器では足りません。拡張の規格(28V以上)に対応したPCもありますが、その場合は充電器・ケーブル・PCの3つとも対応している必要があります。

PDとは、機器と充電器が話し合う仕組み

充電器の説明に「PD対応」と書かれています。USB Power Deliveryの略で、USB規格を決めている団体(USB-IF)が作った仕組みです。

何をしているかというと、つないだ機器と充電器が、必要な電力を話し合っています。スマホなら少なく、ノートPCなら多く。同じ充電器で、相手に合わせて変わります。

もずく ひらめき

もずく
だから1つの充電器でスマホもPCもいけるのか。

ぴよすけ
そう。相手を見て決めてる。だから対応してないと話が始まらない。

ぴよすけ 説明

電圧を上げて、早く充電する

急速充電の中身は、電圧を上げることです。

従来のUSBは5Vでした。PDは相手に合わせて9V・15V・20Vと上げていきます。同じ電流でも、電圧が高いほど送れる電力は大きくなります。

USB-IFの説明では、さらに上の電圧も決まっています。

電圧最大電力
28V140W
36V180W
48V240W
出典:USB-IF「USB Charger (USB Power Delivery)」(2026年9月24日確認)。240Wまで対応する規格になっています

ノートPCで使うのは20Vまでがほとんどです。28V以上は、もっと大きな機器向けの枠です。

3つそろわないと、速くなりません

ここが見落としやすいところです。充電器だけPD対応でも足りません。

そろえるもの確認するところ
充電器「PD対応」「PD 65W」などの表記
ケーブル対応W数の表記。ここが一番見落とされる
機器(PC・スマホ)USB-Cから充電できるか。付属充電器の形を見る
どれか1つが対応していないと、速度は低いほうに合わせられます

ケーブルには通せるW数の上限があります。60Wまでのものと、100W以上のものは別物です。見た目では区別がつきません。100W以上のケーブルには、中に識別用のチップが入っています。

100Wの充電器を買っても、60Wのケーブルでつなげば60Wで止まります。充電が遅いときは、まずケーブルを疑います。

広告
商品ページに対応W数が書かれています。ケーブルは60Wまでのものと100W以上のものがあるので、そこを見比べられます。
もずく 困った

もずく
ケーブルにも上限があるなんて知らなかった。

ぴよすけ
同じ形だからね。箱に書いてあるW数を見るしかない。

ぴよすけ ドヤ顔

モバイルバッテリーも同じです。PD対応と書かれていても、出せるW数はものによって違います。ノートPCに使うなら、そのW数が足りているかを見ます。

結局、どこを見て買うか

ここまでの話を、買うときに見る順番でまとめます。

最初にやるのは1つだけです。自分のノートPCに付いてきた充電器を見てください。「65W」のように書いてあります。この数字が全部の基準になります。

  1. PCの付属充電器のW数を確認する(例:65W)
  2. 充電器は、その数字以上のものを選ぶ
  3. ケーブルは100W対応を選ぶ
  4. モバイルバッテリーは出力W数を見る
買うもの見る数字見落としやすいところ
充電器W数(PCの数字以上)複数口は合計W数を見る
ケーブル対応W数60Wのものがある。見た目では分からない
モバイルバッテリー出力W数と容量PD対応でも出せるW数はバラバラ
電源タップ口の数、USBのW数、長さ大きいACアダプターで隣がふさがる
どれもW数が基準になります

一番の落とし穴は「合計W数」

複数口の充電器には、合計で出せるW数が決まっています。

たとえば65Wの充電器に2つ挿すと、1口あたりは30W台まで下がることがあります。PCとスマホを同時に挿すつもりなら、合計のW数が届いているものを選びます。

商品の仕様には「合計65W」「1ポート使用時 最大65W」のように、2つの数字が書かれています。同時に使う前提なら、合計のほうを見ます。

もずく ひらめき

もずく
PCの充電器の数字から始めればいいのか。

ぴよすけ
そこが決まれば、あとは全部その数字と比べるだけだよ。

ぴよすけ OK

外に持ち出す日:直挿しタイプが楽でした

私が使っているのは、スマホに直接挿せるタイプのモバイルバッテリーです。ケーブルが要りません。

持ち物が1つ減ります。カバンの中でケーブルが絡むこともなくなりました。移動中に充電したいだけなら、これで済みます。

ただし向き不向きがあります。

タイプ向く場面気をつけるところ
直挿し移動中にスマホだけ充電する挿したまま持つと端子に負担がかかる
ケーブル接続PCやタブレットも充電するケーブルを別に持つ
使い方で選ぶものが変わります

ノートPCまで充電したいなら、直挿しタイプでは足りません。PD対応で、W数が足りるものを選ぶことになります。

飛行機に乗る日は、ルールが変わりました

ここは知らないと困ります。2025年と2026年に、続けてルールが変わりました。

2025年7月8日から:収納棚に入れない

座席上の収納棚に入れられなくなりました。

常に状態が確認できる場所に置いていただく

出典:国土交通省「モバイルバッテリーを収納棚に入れないで!」(2026年9月24日確認)

理由は、発熱や発煙が起きたときにすぐ気づくためです。座席のポケットなど、手元に置くことになります。

2026年4月24日から:2個まで。機内での充電は禁止

さらに制限が加わりました。

  • 機内に持ち込めるのは2個まで(160Wh以下)
  • 機内でモバイルバッテリーに充電しない
  • 機内でモバイルバッテリーから他の機器に充電しない

出典:国土交通省「モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて」(2026年9月24日確認)

機内では使えません。移動中に充電するつもりなら、乗る前に済ませておくことになります。座席のUSBポートがある便なら、そちらを使います。

もずく あわてる

もずく
知らずに機内で充電しようとしてた。

ぴよすけ
去年までは使えたからね。変わったところだよ。

ぴよすけ まじめ

揃える順番

全部いっぺんに買う必要はありません。困っている順に足します。

順番買うもの理由
1USBポート付きの電源タップ毎日使う。安いのに手間が減る
2PCのW数に合う充電器付属品が重い・大きい場合に効果が大きい
3モバイルバッテリー外で作業する日が出てきてから
4ケーブル類必要になってから。長さを測ってから買う
困りごとが出た順に足していく形です

先に全部揃えても、使わないものが出ます。1から順に、困ってから足すほうが無駄が出ません。

まとめ

  • タップはUSBポート付き。口の数・W数・ケーブルの長さを見る
  • ノートPCのW数は、付属の充電器に書いてある
  • 足りないW数だと、作業しながらでは減っていく
  • 複数口は、同時に使うと1口あたりが下がることがある
  • PDは機器と充電器が話し合う仕組み。充電器・ケーブル・機器の3つがそろって速くなる
  • ケーブルにも上限がある。充電が遅いときは、まずケーブルを疑う
  • 買うときは、PCの付属充電器のW数から始める。それが全部の基準になる
  • 複数口の充電器は「合計W数」を見る。1口あたりは下がる
  • PCの差し込み口がUSB-Cでないなら、純正のACアダプターしか使えない(USB-Aに似た専用端子もある)
  • USB-Cで挿せても、「A」が5Aを超えていれば標準のPD充電器では足りない
  • 直挿しタイプはケーブルが要らない。ただしPCには足りない
  • 2025年7月8日から、機内では収納棚に入れられない
  • 2026年4月24日から、機内持ち込みは2個まで。機内での充電も給電も禁止
もずく うれしい

もずく
W数から見ればいいのか。それなら選べそう。

ぴよすけ
数字が1つ分かれば、あとは同じだよ。

ぴよすけ OK

机まわりの道具は、こちらにまとめています。

▶︎CAD副業の作業環境まとめ|実際に使っているマウス・モニター・揃える順番

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