CAD副業を始めると、こうした図面の読みやすさや書き方はとても重要になってきます。
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設計補助として図面に関わっていると、
「なぜこの寸法の入れ方なんだろう?」と感じることがあります。
今回は、寸法の拾い方について感じた違和感と、
そこから考えたことをまとめます。
標準部品なのに統一されていない
今回見ていた図面は「標準部品」として扱われているものでした。
ただ実際には、
・図面が複数箇所に分散している
・材質の表記が統一されていない
という状態でした。

アルミは「AL」とだけ書かれていたり、
ベーク材も「紙ベーク」「布ベーク」などバラバラ。
標準部品なのに、基準が曖昧な状態になっていました。
使えない材料が図面に残っていた
さらに確認していくと、
現在では加工できる業者が限られている材料も含まれていました。
図面上は問題なく見えても、
実際の調達や加工を考えると継続的に使用するのが難しい状態です。
このままでは将来的に製作できなくなる可能性もあります。
材質の統一を考えた
そこで今回、
・ベーク材は紙ベークで統一
・アルミは用途に応じて材質を明確化
する方向で考えました。
アルミについても単に「アルミ」とするのではなく、
・A5052
・既製のアングル材(用途による)
など、実際に加工・調達しやすい材料を基準に検討しました。
ちなみに普段図面を見ていると、
アルミはA5052が使われていることが多い印象があります。
そのため、たまに違う材質が指定されていると、
「なぜこの材質なんだろう?」と理由が気になることがあります。
今回見ていた図面の中には、90年代に作成されたものもあり、
当時は今ほど材料の選択肢がなかったのかな?と想像したりもしました。
こういった背景を考えるのも、図面を見る上で面白い部分だと感じています。
自分の寸法の考え方
私が図面を作成するときは、
・基準を決める
・穴の種類ごとに寸法を追う
という形で整理するようにしています。
例えば、
・ボルトを通すための穴(通し穴)
・ねじを切るための穴(タップ穴)
・はめあい精度が必要な穴(公差穴)
といったように、用途ごとに分けて考えます。
そうすることで、どこを基準にしているのかが分かりやすくなり、
後から見ても理解しやすい図面になると感じています。
こうした考え方は、実際にCADを触ってみて初めて気づくことが多いです。
私自身も、CAD副業を始めてからこうした図面の見方や考え方をより意識するようになりました。
そのときのリアルな流れはこちらでまとめています👇
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見づらいと感じた図面
一方で、今回見た図面では、
・通し穴からタップ穴まで寸法を拾っている
・加工物の中に寸法が記載されている
など、全体的に見づらさを感じる部分がありました。

どこを基準にしているのか分かりにくく、
寸法を追うのに時間がかかってしまいます。
見づらい図面は、作業効率にも影響します。
例えば、
・寸法を追うのに時間がかかる
・読み間違いが起きやすい
・確認の手間が増える
といった問題が発生します。
実際の製作現場や外注先では、図面が唯一の情報になるため、
分かりにくい図面はミスや手戻りの原因にもなりかねません。
穴の表記方法について感じたこと
また、寸法だけでなく穴の表記方法についても気になる点がありました。
古い図面では、取り付ける部品ごとに
・4-M4
・4-M4
といったように、同じ種類の穴が分かれて記載されていることがあります。
一方で、私の職場では同じ種類の穴はまとめて表記するように教わりました。
例えば、
・8-M4
とまとめて記載することで、加工する側も「M4を8箇所加工する」と一目で把握できます。
逆に、複数箇所に分かれていると、
「あ、ここにもあったのか」と見落としや手戻りの原因になる可能性があり、
効率が良いとは言えないと感じています。
ただ、このあたりは実際に加工する業者さんの考え方もあると思うので、
今後機会があれば意見を聞いてみたいと感じました。
最近では、DXFデータや3Dデータをそのまま読み込んで加工するケースも増えているため、
図面の役割自体も少しずつ変わってきているのかもしれません。
ドラフター時代の書き方
こうした寸法の入れ方について調べてみると、
ドラフターで手書きしていた時代の書き方に近いものだと分かりました。
当時は、今のCADのように自由に配置や修正ができなかったため、
その中で工夫された書き方だったのだと思います。
今の図面に求められること
ただ現在はCADが主流となり、
図面の見やすさや再利用性がより重要になっています。

そのため、
・基準を明確にする
・誰が見ても分かる配置にする
といった考え方が求められていると感じました。
また、図面は社内だけでなく外部の業者に渡ることもあります。
そのため、
「誰が見ても理解できるか」
「初めて見る人でも迷わないか」
という視点で作成することが重要だと感じました。
まとめ
古い図面が悪いというわけではありませんが、
そのまま使うのではなく、今の基準で見直すことが大切だと思います。
どこに出しても伝わる図面を書くことが、
設計において重要なポイントだと改めて感じました。
そしてこの考え方は、CAD副業でもそのまま活きてきます。
「誰が見ても分かる図面」を意識することが、
仕事の評価や効率にも直結します。
これからCAD副業を始めたい方は、
実際の流れをまとめているのでこちらも参考にしてみてください👇
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