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CAD用PCのスペック目安|SOLIDWORKS・Fusionに必要な性能を実体験で解説

「40代からのCAD副業」シリーズのLesson06「3DCAD用PC選び」のタイトルカード。歯車とペンのアイコンが入った淡い青緑色のシンプルなデザイン 在宅設計環境

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。価格や仕様は各社の公式情報で確認しており、広告の有無で紹介する内容を変えてはいません。

CADを始めようとしたとき、必ずぶつかるのが「どのくらいのパソコンが必要なの?」という疑問です。

私も同じでした。「CAD=超ハイスペックPCが必要」というイメージがあって、グラボがどうとかCPUがどうとか、正直よく分かりませんでした。

結論から言うと、副業や学習レベルなら、最上位モデルは必要ありません。ただしメモリだけは削らないのがポイントです。

この記事では、SOLIDWORKSとFusionそれぞれについて、最低ラインと快適ラインの目安を整理します。

もずく 考え中

もずく
スペック表を見ても、どの数字が大事なのか全然わからない…。

ぴよすけ
見るのは4つだけでいいよ。CPU・メモリ・ストレージ・グラフィック。それ以外は後回しで大丈夫。

ぴよすけ 解説

この記事でわかること

  • CAD用PCで見るべき4つの数字
  • SOLIDWORKSの目安スペック
  • Fusionの目安スペック
  • ノートPCでも大丈夫なのか
  • 私がどうやって機種を絞ったか

まず、見るべきは4つだけ

スペック表には項目がたくさん並んでいますが、CAD用途で本当に効いてくるのはこの4つです。

項目何に効くかケチると起きること
メモリ同時に扱えるデータ量部品が増えると固まる。一番後悔しやすい
CPUモデルの再計算・処理速度操作のたびに待たされる
ストレージ(SSD)起動・読み書きの速さファイルを開くだけで遅い
グラフィック(GPU)3D表示のなめらかさ回転させるとカクつく

この中で最優先はメモリです。CPUやGPUが足りなくても「遅い」で済みます。でもメモリが足りないと、固まったり落ちたりします。作業中のデータが飛ぶのが一番つらいので、ここは削らないほうがいいです。

もずく ひらめき

もずく
メモリが一番大事なんだ。安いモデルってだいたいメモリ8GBだよね…。

ぴよすけ
そう。8GBは避けたほうがいい。ここだけは妥協しないで。

ぴよすけ 真面目

SOLIDWORKSの目安スペック

私が導入したのは 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS for Makers です。副業として使うことを考えたとき、機能・価格・利用条件のバランスが今の自分に合っていると感じました。

公式情報などをもとに整理した目安がこちらです。

項目最低ライン快適ライン
OSWindows 11(64bit)Windows 11(64bit)
CPUCore i5 / Ryzen 5 以上Core i7 / Ryzen 7 以上
メモリ16GB32GB
ストレージSSD 512GBSSD 1TB
グラフィックCAD対応GPUNVIDIA系の専用GPU
ディスプレイフルHDフルHD以上・2画面あると快適

SOLIDWORKSはFusionより要求が高めです。特に組み立て(アセンブリ)で部品数が増えると、メモリとCPUの差がはっきり出ます。

※ SOLIDWORKSは公式に「認定グラフィックカード」が公開されています。業務で使う場合は必ず公式の推奨環境を確認してください。

Fusionの目安スペック

Fusion(旧Fusion 360)は、SOLIDWORKSに比べるとやや軽めに動きます。

項目最低ライン快適ライン
CPUCore i5 / Ryzen 5 以上Core i7 / Ryzen 7
メモリ16GB32GB
ストレージSSD 512GBSSD 512GB〜1TB
グラフィック内蔵GPUでも動く場合あり専用GPUがあると快適
ネット回線必須(クラウド保存)安定した光回線

Fusionで見落としがちなのがネット回線です。クラウド保存が前提なので、回線が不安定だとデータの同期でストレスを感じます。

▶︎副業でWi-Fiが不安定で詰んだ話|SoftBank Airから光回線に変えたら快適になった

SOLIDWORKSとFusion、どちらを基準に選ぶ?

迷ったら重いほう(SOLIDWORKS)を基準に選ぶのが安全です。

  • SOLIDWORKSが動く構成なら、Fusionは余裕で動きます
  • 逆にFusion基準で選ぶと、あとでSOLIDWORKSを触りたくなったときに足りなくなります
  • 両方使う可能性があるなら、メモリ32GBにしておくと後悔しにくいです

▶︎FusionとSolidWorksの違いを初心者目線で比較|CAD初心者はどっち?

ノートパソコンでも大丈夫?

ここも悩みどころでした。「CADはデスクトップじゃないと無理」と思い込んでいましたが、最近のノートPCはかなり性能が上がっています。

副業レベルなら、次の条件を満たせば十分に使えます。

  • メモリ16GB以上(できれば32GB)
  • SSD搭載
  • 冷却性能がしっかりしている(薄型すぎると熱で性能が落ちます)
  • 画面は15インチ以上(作業効率がかなり違います)

自宅のスペースを考えると、ノートという選択肢は現実的だと思います。ただし外部モニターを1枚足すと作業効率は大きく変わります。

私が機種を絞った方法

必要な条件が整理できたら、あとは絞り込むだけです。私は価格.comでCPU・メモリ・グラフィック性能を条件に指定して探しました。

条件で絞ると候補は自然と限られます。そこから価格とサイズのバランスを見て、副業用として現実的な構成を選びました。

ただしPCはモデルチェンジや販売終了が多いので、特定の機種にこだわるより「条件を満たしているか」で選ぶ方が安心です。

もずく 喜び

もずく
機種名じゃなくて条件で選べばいいのか。それなら自分でも探せそう。

ぴよすけ
そう。条件さえ決まれば、あとは予算との相談だけだからね。

ぴよすけ OK

実際に私が選んだのは

条件で絞った結果、たどり着いたのは Lenovo LOQ 15IRX9 でした。レノボの直販限定モデルで、ちょうどセールをやっていたのが決め手です。

メモリは16GBを選びました。上の目安表では「16GB以上、できれば32GB」としています。それでも16GBにしたのは、この機種があとから増設できるからです。

メモリ規格SO-DIMM DDR5-5600
スロット2つ(16GBモデルは1つ空き)
増設後16GBを1枚足して32GBのデュアルチャネル

下の「よくある失敗」で「あとから増設できない機種も多い」と書きました。これはその裏返しです。最初から32GBを買うより、増設できる機種を16GBで始めるほうが、初期費用を抑えつつあとから足せます。

ただし、同じモデルは公式サイトで見つけられなくなっています。2026年9月9日時点で、レノボ公式のLOQシリーズのページに載っているのは LOQ 15AHP / 15AHP1 / 15IPH1 で、私が買った 15IRX9 はありません。製品ページを開いてもノートPCの一覧に転送されます。

理由は公表されていないので分かりません。ただ、ノートPCはモデルの入れ替わりが早い、ということは言えます。

だからこそ、機種名を追いかけるより条件で選ぶほうが確実です。条件さえ決まっていれば、そのときのラインナップから選べます。

Lenovo LOQシリーズ(レノボ公式)
※私が買ったモデルとは構成が異なります

よくある失敗

  • メモリ8GBのモデルを買ってしまう — 一番多い後悔。あとから増設できない機種も多いです
  • 安さだけで選ぶ — 作業中のストレスが積み重なります
  • 最上位を狙って買えなくなる — 始められないのが一番の損失
  • 回線を軽視する — Fusionはクラウド前提です

まとめ

  • 見るべきはCPU・メモリ・ストレージ・GPUの4つ
  • 最優先はメモリ。16GB以上、できれば32GB
  • SOLIDWORKSのほうが要求は高め。迷ったら重いほうを基準に
  • Fusionは回線も重要
  • ノートPCでも条件を満たせば十分使える
  • 機種名ではなく条件で選ぶ

最高スペックは必須ではありません。でも安さだけで選ぶのは危険です。副業で使うなら、作業中にストレスがたまらない環境を用意することが、結果的に続けやすさにつながります。

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