図面に寸法を入れるとき、1本ずつクリックしていました。
ただ、その寸法はモデルを作ったときに一度入れています。
同じ数字を、もう一度入れ直していることになります。
まとめて持ってくる方法があります。

もずく
モデルで入れた80って、図面にも出せないのかな。
ぴよすけ
出せるよ。専用のコマンドがある。

「モデルアイテム」を使う
「アノテートアイテム」タブの、スマート寸法のすぐ隣です。
押すと、左にこの画面が出ます。

上のメッセージにこう書いてあります。
寸法、アノテートアイテム、参照ジオメトリのグループボックスから挿入するモデルアイテムのタイプを選択してください。
何を持ってくるかを選んでから実行するコマンドです。
押しても何も出てこない
ここでつまずきます。
そのまま実行しても、図面には何も入りません。
原因は「ソース」です。

選べるのは2つだけでした。
- モデル全体
- 選択フィーチャー ← これが既定
「選択フィーチャー」は、選んだフィーチャーの寸法だけを持ってくる設定です。何も選んでいなければ、当然なにも入りません。
不具合ではありません。 選ぶものを先に決める作りになっているだけです。

もずく
押したのに何も起きないから、おかしくなったかと思った。
ぴよすけ
何を持ってくるか、まだ言ってないからね。

「モデル全体」にすると一度に入る
ソースを「モデル全体」に変えて実行します。

80.00・60.00・R2.00が4つ。 一度に入りました。
モデルを作ったときの数字が、そのまま出てきます。打ち直しではないので、モデルと図面で数字が食い違うこともありません。
ただし、入りすぎます
見てのとおり、角のR寸法が4つとも入りました。
同じR2が4か所に並んでいます。図面としては多すぎます。
要らないものは、選んでDeleteで消せます。

左上のR2.00を消した状態です。
まとめて入れてから、要らないものを減らす。 この順番になります。
1本ずつ入れるより早いですが、そのままでは図面になりません。

もずく
入れてから減らすのか。逆だと思ってた。
ぴよすけ
拾い直すより、余りを捨てるほうが早いからね。

スマート寸法との使い分け
どちらが正しい、というものではありません。
| 向いている場面 | |
|---|---|
| モデルアイテム | モデルに寸法がきちんと入っている。まとめて出したい |
| スマート寸法 | 図面で測りたいところを、自分で決めたい |
モデルの寸法が図面に出したい形とは限りません。 設計のときに入れた寸法と、加工する人が読みたい寸法は、同じとはかぎらないからです。
スマート寸法のほうは、別の記事に書きました。
SolidWorksの図面で寸法を入れる|角が丸いと外形が測れない
まとめ
- 「アノテートアイテム」タブ →「モデルアイテム」。スマート寸法の隣
- 押しても何も出ないのは「ソース」が「選択フィーチャー」だから
- 選べるのは「モデル全体」と「選択フィーチャー」の2つ
- モデル全体にすると、モデルの寸法が一度に入る(80.00・60.00・R2.00×4)
- 角のR寸法まで入る。 要らないものは選んでDelete
- まとめて入れてから減らす、という順番になる
- 図面で測りたいところを自分で決めたいならスマート寸法

もずく
同じ数字を2回入れなくて済むんだ。
ぴよすけ
打ち直さないぶん、間違いも減るよ。


