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【SolidWorks】ロフトの使い方を実例で解説

SOLIDWORKS
SOLIDWORKSのロフト機能を初心者向けに解説。正方形から円へ変化する立体を実際に作りながら、ロフトの基本的な使い方や完全定義のポイントをオリジナルキャラクターと一緒にわかりやすく紹介します。

「ロフトって難しそう…」と感じているあなたへ

CADを触りはじめた頃の私がいちばん身構えたコマンド、それが「ロフト」でした。押し出しは直感的にわかるけれど、ロフトは「複数の断面をつなぐ」という考え方が最初はピンとこないんですよね。

もずくちゃん

もずくちゃん
ロフト…?なんだか強そうな名前。わたしにできるのかなぁ…

ぴよすけ
大丈夫だよ。ロフトは「上の形」と「下の形」をムニュッと
つなぐだけ。

ぴよすけ
もずくちゃん

もずくちゃん
ムニュッと!?急に親しみやすくなった!

——そう、身構えなくて大丈夫。「なんとなく形は想像できるけど、どこから手をつければいいの?」という人でも、順番どおりに進めれば必ず作れます。

難しそうに見えるロフトも、手順を分解すれば“3つの部品”でできています。

この記事では、私が実際にSOLIDWORKSで「正方形→円」に変化する立体を作りながら、つまずいたポイントも隠さずお伝えします。

実際に「正方形→円」のロフトを作ってみた

今回作ったのは、下が40×40mmの正方形、上が直径40mmの円で、その間を50mmでなめらかにつないだ形です。ソフトは個人向けの「SOLIDWORKS for Makers」を使いました。

やってみて最初に痛感したのが、「ロフトはスケッチが完全定義されていないと先に進めない」ということ。断面がひとつでも青い線(未定義)のままだと、「完全に定義されたスケッチが必要です」と怒られて止まってしまいました。

もずくちゃん

もずくちゃん
えっ、エラー!?ちゃんと四角を描いたのに怒られた…!

ぴよすけ
線が青いままでしょ。SOLIDWORKS的には
「まだ決めきれてない」ってサインなんだ。

ぴよすけ
もずくちゃん

もずくちゃん
優柔不断みたいに言わないで…!

正方形を描いたのに位置が固定されておらず、原点と中心が一致していなかったのが原因でした。

正方形から円へ変化するロフト完成モデル
完成形:正方形→円へなめらかに変化するロフト

手順をやさしく解説(全6ステップ)

1. 新規部品を開く
「部品」テンプレートで新規作成します。まっさらな状態からスタートです。

SOLIDWORKS 新規部品の作成画面
①「部品」テンプレートで新規部品を作成した直後の画面

2. 正面に1つ目の断面を描く
正面を選んでスケッチ開始。中心矩形で正方形を描きます。このとき中心を原点にピタッと合わせるのがコツ。ここを外すと後で泣きます。

正面に中心矩形で描いた正方形スケッチ
②正面に中心矩形で正方形を描いたところ(線が青=まだ未定義)

3. 寸法を入れて完全定義
スマート寸法で縦40・横40を入力。線が青→黒に変われば完全定義の合図です。

40×40mmの寸法で完全定義された正方形スケッチ
③スマート寸法で40×40mmを入れて完全定義(線が黒に変化)

4. オフセット平面を作る
参照ジオメトリ→平面で、正面から50mm離れた平面を追加します。ここが2つ目の断面を描く土台になります。

正面から50mmオフセットした平面1
④正面から50mmオフセットした「平面1」を作成

5. 2つ目の断面(円)を描く
作った平面に円Ø40を描いて、こちらも完全定義。

平面1に描いた直径40mmの円スケッチ(完全定義)
⑤平面1に直径40mmの円を描いて完全定義

6. ロフトで2つの断面をつなぐ
フィーチャー→ロフトを選び、輪郭に「円」と「正方形」を順番に指定。プレビューで立体が出たらOKで確定です。

ロフトで2つの輪郭(円と正方形)を選択したプレビュー
⑥ロフトで円と正方形の2つの輪郭を選択したプレビュー

ポイントは、輪郭を選ぶときにツリー(左側の一覧)から選ぶと確実だということ。 画面上の線を直接クリックすると、平面の枠や対角線を拾ってしまい、なかなか狙った断面を選べませんでした。

もずくちゃん

もずくちゃん
わっ、四角がにゅる〜って丸に変わった!なにこれ、気持ちいい!

ぴよすけ
でしょ。断面を2つ用意するだけで、こういう“変身”ができるんだ。

ぴよすけ
もずくちゃん

もずくちゃん
わたし、ロフトのこと誤解してた…ごめんね。

使ってみて感じたメリット・デメリット

正直ベースで書きますね。

メリット

  • 押し出しでは作れない「変化する形」が作れる(テーパーや流線形など)
  • 断面を足せば、より複雑な形もそのまま延長できる
  • 一度覚えると応用が効く(ボトル、ダクト、ハンドルなど)

デメリット

  • 断面が完全定義でないと止まる(初心者の最初の壁)
  • 断面同士の“ねじれ”が出ることがある(対応する点を意識する必要あり)
  • 平面やスケッチが増えるので、ツリーの管理が少し煩雑

つまり、ロフトは「ひと手間かかるけど、覚えると表現の幅が一気に広がる」コマンドです。

ロフトはどんなときに使う?(押し出しとの使い分け)

ロフトは「向き・不向き」というより、“断面が途中で変わる形”のための道具です。押し出しと迷ったときの目安をまとめておきます。

ロフトが活きる場面

  • 上と下で断面の形がちがう(四角→丸、大→小 など)
  • ボトル・ダクト・ハンドルのように、なめらかに変化する形
  • テーパー(先すぼまり)やひねりのある形状

押し出しで十分な場面

  • 上から下まで断面が同じ(角柱・円柱・単純な箱)
  • とりあえず厚みをつけたいだけのとき

つまり、「断面が途中で変わるかどうか」が、ロフトを使うかどうかの分かれ目です。

まとめ:ロフトは「断面×平面」で怖くない

ロフトは、①断面を描く ②平面をずらす ③つなぐ、の3ステップに分解すれば、思ったより怖くありません。私自身、最初はエラーで何度も止まりましたが、「完全定義」と「原点合わせ」の2つを意識するだけで一気にスムーズになりました。

もずくちゃん

もずくちゃん
やってみたら、思ったより全然こわくなかった!

ぴよすけ
「完全定義」と「原点合わせ」。この2つさえ押さえれば十分だよ。

ぴよすけ
もずくちゃん

もずくちゃん
よし、次はケーキの型みたいなの作ってみる!

ぴよすけ
……食べ物からいくんだ。

ぴよすけ

CADは、こうした一つひとつのコマンドの積み重ねが、そのまま設計スキルになり、在宅副業の武器にもなっていきます。まずは今回の「正方形→円」を、実際に手を動かして作ってみるのがおすすめです。

個人で学ぶなら、年額サブスクで使える「SOLIDWORKS for Makers(個人利用版)」が手を出しやすいです。私もこれで練習しています。

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